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もりや耳鼻咽喉科

診療案内

INFORMATION

耳鼻咽喉科でよくみる疾患・病気

耳の疾患・病気

急性中耳炎・慢性中耳炎・滲出性中耳炎...

どんなことに注意したらいいの?

⇒耳の痛みのサインを見逃さない

不機嫌であったり、頻繁に耳を触ったり、耳を触られるのを嫌がる、発熱など。

⇒難聴のサインを見逃さない

聴こえの良いほうの耳で聴こうとするため顔を回し、聴きやすい耳を前にする。名前を呼んでも振り向かない。

何回も聞き返す。テレビの音を大きくする。

◆軽い中耳炎でも、繰り返しているうちに重い難聴になることがります。早いうちに受診をして早期治療をしましょう。

 

 

めまい...

メニエール症・・・激しいめまい、難聴、耳鳴りが10分~半日続き、繰り返し起こる

良性発作性頭位めまい症・・・頭を動かした時に起こるめまい、1分以内に治まるめまい

めまいを伴う突発性難聴・・・突然、片側の耳が聞こえにくくなり、激しいめまいを伴う

前庭神経炎・・・1~3日も続く激しいめまい

 

治療

〈薬物療法〉

めまいを改善する薬、吐き気や不安感を改善する薬などがあります。

<点滴療法>

めまいの症状を和らげる点滴などがあります。30分~1時間ほどお時間を要します。

◆めまいは早期受診、早期治療が大切です。脳梗塞などのめまいの可能性もありますので、耳鼻咽喉科へ早期受診

して下さい。当院では、重心動揺計等にて、脳からのめまいかどうか判断いたします。

 

 

耳垢栓塞...耳あかが溜まって外耳道がふさがれた状態です。

耳あかとは...耳垢線や皮脂腺からの分泌物と剥がれ落ちた外耳道の皮膚などが混じり合ったものです。

 

治療

耳あかを専用の器具で排出したり、吸引管で吸い取ったりします。耳あかを柔らかくするお薬(耳垢水)を使用することもあります。病院にて、中耳手術を行った方は、定期的な耳垢除去が必要な場合があります。数か月に1回の定期的な耳鼻科受診をしましょう。

 

【その他の疾患・病気】

突発性難聴、外耳炎、顔面神経麻痺など

鼻の疾患・病気

アレルギー性鼻炎・・・

花粉やダニなどが原因となり鼻粘膜に生じるアレルギー疾患で大きく分けて2つあります。

◆通年性(ハウスダスト・ダニ)

◆季節性(スギ・ヒノキ花粉など)

 

検査・診断

鼻水の好酸球数を検査しアレルギーの有無を確認したり、血液検査で非特異的・特異的IgE抗体を測定し、何に

アレルギー反応があるのかを具体的に調べて診断確定いたします。

 

治療

〈薬物療法〉

抗ヒスタミン剤と抗ロイトコリエン薬の内服、鼻噴霧用ステロイドホルモン剤の使用を行います。
重症のスギ花粉症の患者様は、抗IgE抗体製剤(ゾレア皮下注)を使用することも保険収載されています。受験生の方などお薬による眠気が気になる方はご相談ください。 

〈免疫療法〉 スギ・ダニ

6歳以上の方で3~5年の長期の継続治療の意欲のある方には、舌下投与による薬物療法をおすすめします。シーズンオフに

治療を開始するため、スギ花粉の治療をご希望の方は6月~12月までに開始するのが望ましいです。長期間の継続治療が

必要ですが、アレルギーの原因となっているアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー

症状を和らげたり、改善するなどの効果が期待されます。ダニアレルギーの治療はいつでも可能です。気管支喘息

にも一定の効果があると言われております。喘息発作が現在なく治療に意欲のある方、お気軽にご相談ください。

〈手術療法〉

症状、希望により、レーザー焼灼術、後鼻神経切断術、粘膜下下鼻甲介骨切除術を選択します。当院では不可能なため、

可能な施設へ紹介します。

 

 

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)...

鼻の奥にある副鼻腔という空洞に炎症が起こる病気で、鼻づまり、鼻水、せき、頭痛などの症状があります。

 

検査・診断

鼻のレントゲンを撮り、蓄膿の有無を確認し診断いたします。

 

治療

<薬物療法>

化膿止めや炎症を抑える薬を少量で長期に内服していただきます。鼻水をサラサラにして出しやすくする薬や、

アレルギーを抑える薬の使用を行います。

<鼻の洗浄・ネブライザー療法>

副鼻腔にたまった鼻汁を外に出したり、鼻から霧状のお薬を吸ったりして鼻の通りをよくします。

こんな症状があれば早めに受診しましょう。

鼻がつまる。鼻水がとまらない。膿のような粘っこい鼻汁が出る。鼻汁がのどに下がる。頬や額、目の下や目と目の間

が痛い。頭が重い。など...

どんなことに注意したらいいの?

風邪が原因で起こることが多いので、風邪は早く治しましょう。

鼻を強くかんだり、すすったりはしないようにしましょう。中耳炎になることがあります。

 

【その他の疾患・病気】

鼻出血、鼻中隔湾曲症、嗅覚障害など

のどの疾患・病気 

急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎、急性喉頭蓋炎、扁桃周囲膿瘍、のどの腫瘍(喉頭ガンなど)、嚥下(のみこみ)障害、睡眠時無呼吸症候群、咽頭異物(魚骨)、クループなど

睡眠時無呼吸症候群...

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Symdrome)は睡眠中に10秒以上の無呼吸や低呼吸が1時間に5回以上または1晩に30回以上繰り返すとされています。気道を閉じてしまうことにより、無呼吸が発生します。
自覚症状としては、「日中に眠くなる」「大きないびきをかく」「睡眠中呼吸がとまることがしばしばある」等があり、放置すると健常人と比較し、心臓や脳の血管に影響が出ることが報告されています。また、交通事故を起こす確率が高くなると言われており、早期に適切な治療をすることが大切です。

原因としては・・・

睡眠時無呼吸は、上気道(空気の通り道)が閉塞することにより起こります。閉塞の原因としては、肥満、扁桃肥大、アデノイド肥大、舌根扁桃肥大などがあげられます。

 

検査

問診、鼻腔、口腔、咽喉頭の精査を行ったうえで、原因を推定し、検査、治療方針を決定します。客観的評価方法としては、自宅で行える簡易検査の機器をお貸しして調べます。自宅での簡易検査にて、1時間あたりの無呼吸、低呼吸の日数が著しく高度ではなく、入院の上での精密な検査が必要な患者様は、PSG(終夜ポリグラフィー)を行っている施設へ紹介します。

 

治療

<1.成人例>

検査結果によっては、CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)の使用をお勧めします。また、外科的治療として、UPPP(口蓋垂軟口蓋咽頭形成術)や口蓋扁桃摘出術、鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除術が可能な施設へ紹介いたします。

比較的軽度の患者様の場合、舌根沈下を改善させるマウスピースの作成が可能な施設へご紹介いたします。

<2.小児例>

診察の上、アデノイド切除術、口蓋扁桃摘出術の可能な施設へご紹介いたします。

口腔の疾患・病気

口内炎、味覚障害、シェーグレン症候群(唾液が出ない疾患)舌の腫瘍(舌ガンなど)

頸部の疾患・病気 

リンパ節炎、悪性リンパ腫、甲状腺腫瘍、耳下腺腫瘍など

検査

当院では、頸部のしこり・できものに対し、超音波検査を行っております。特に痛みもなく、放射線等の被曝もありません。

当院の診療内容

  • 上記疾患の診断、治療および近隣大規模病院への速やかな紹介
★当院での診断・治療例
  1. デジタルレントゲンによる副鼻腔炎の診断
  2. 急性中耳炎に対する鼓膜切開術や成人の滲出性中耳炎に対する鼓膜チューブ挿入術
  3. 耳管狭窄症に対する耳管カテーテル通気
  4. 急性副鼻腔炎に対する上顎洞穿刺、副鼻腔洗浄
  5. 処置用ファイバースコープによる魚骨など咽喉の異物摘出
  6. 呼気一酸化窒素測定器による気管支喘息の診断
  7. 頸部のしこり・できものに対する超音波検査
  8. CCDカメラによる眼振検査・重心動揺計によるめまいの診断 など
★入院や手術が必要な患者様は、近隣大規模病院へ紹介いたします

 

  • 補聴器の相談
    補聴器相談医として、補聴器の適切な装用のアドバイスおよび補聴器販売業者への情報提供など
  • インフルエンザワクチンの予防接種
  • 夜間のいびき・無呼吸を自覚されている方へ、ご自宅での簡易検査やCPAP治療を行います
    (検査上保険適応を満たす場合)
  • アレルギー性鼻炎(スギ、ダニ)の患者様に対する舌下アレルゲン免疫療法(減感作療法)